ずっと好きだったけど僕のせいで、

インスタで知り合った友達から紹介されて仲良くなって、初めて会った日からキスなんかして。
絶対に迎えに行くから待ってて、って言ってくれた君は僕を不安にさせるくらいの音信不通さで。
やっとの思いで1年後に付き合ったのに、1週間したら遠距離恋愛になった。
嫌で嫌で僕も連絡しない日々が続いて、多分付き合って1年経った頃かな、9ヶ月ぶりくらいに連絡が届いて。
そこから毎日電話して、たまにゲームしてすごく楽しい思い出を作った。
君が住む街にも会いに行ったのに、僕が待てをできなかったから別れて。

でも、君は僕を手放さないでいてくれて。すぐ戻ったのに。次は君からのもういい、別れるにうんざりして。
別れて、連絡も絶ったけどまたすぐ連絡しあって。

君はこっちに帰ってきてた。
僕は新しい人と出会って、今後を語り合ってた。
だからもう連絡はしません、ってさよならしたのに、結局また耐えきれずに僕から連絡した。

新しい人と少し上手くいかなくて、気分的にも落ち込んでて。
明日会おうよ、で会ってしまった。
やっぱり話のトーンも性格も合うよね、って。
戻っておいでよ、って言われた時は苦しかった。
すごく好きだったから。
その日別れてから、連絡は短くて。

そこからまた音信不通。
連絡ないまま君のインスタが更新された。
新しい人がいた。すごく笑う子だった。
僕は何のために君に会って将来を考え直していたんだろう、って思った。

人生で一番好きな人だった。
数週間のうちにこんなにも僕を追い込む現実があるとは思ってなかった。
また君と付き合うことは叶わなくたっていい。叶わない方がいい。ただ、縁は紡ぎたかった。また一緒にご飯に行って色んな話をしてたくさん笑っていたかった。
また、連絡がきたらどうしよう。
嬉しいけど、もう手放さなきゃいけないと思ってる。
僕はこれまでの辛いことを忘れて過去の美談だけを切り取って養分にして、今いない君を忘れられずにいる。

泣きながら白馬じゃなくていいから迎えに来て、って願ったこともある。
泥臭く不幸せに二人生きていこうよ、って願ってた。

ただ、誰かにこの話を聞いてほしかっただけ。
ぐちゃぐちゃだから、ひとりで抱え込むには重すぎて。