- このトピックは空です。
-
トピック
-
職場恋愛だった。入社初日に会った。
好きな名前、好きな声だった。
入社当初は市外の部署だった彼が
異動になり、隣の部署にうつってきた。
絶対にそうなる運命だった。初日に会って、すぐに仲良くなっていたから
距離が縮まるのに時間はそうかからなかった。プライベートでもよく会うようになり、
私のことを沢山知ってもらって
彼のことも沢山知った。
彼の人間性そのものに感動した。
本当に運命だと思った。彼と過ごす日々の中で
私の人生を大きく覆す事が起こった。
彼の優しさに何度も甘えて、支えられて
私は本当に強くなれた。そのうち出世コースの彼は忙しくなった。
少しだけ待って欲しいと言われた。
1ヶ月半待った。
友達にはもう辞めた方がいい、
他に女の人がいるのかも、と言われたけど
私はそうは思えなかったし
なにより私は彼を信じたかったから、
信じて待った。彼から連絡があり会うことになった。
会った瞬間にやっぱり大好きだなと思った。
彼の私を見る目や行動、言動からも
大好きがしっかりと私に伝わってきた。でも、本当にどうしようもない理由で
終わりを告げられた。
分かってはいた。それが理由だと。
その瞬間に心がぎゅっと痛くなった。でも、信じた彼がそこにいた。
嘘偽りがないことはちゃんと伝わってきた。
本当に悲しいはずなのに嬉しかった。大好きで、本当にどうしようもないくらい
愛しているけど、彼の決断を尊重し受け入れた。好きだけじゃどうにもならないという事が
本当に存在することを知った。でもね、色んなことを教わった。
人の愛し方、幸せ、彼には彼の人生があること。彼の涙をみたのは初めてだった。
それほど口にするのが辛いことを
ちゃんと伝えてくれてありがとう。
ほんとに一緒に過ごした時間は
私の宝物だよ。忘れないよ。忘れたくないよ。最後に抱きしめてくれて、キスをして、
お別れしたその日を私は一生忘れない。私以上の人は彼にはいないし、
彼以上の人は私にはいない。