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忘れられない恋は、どうするべきなのか?

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忘れられない恋があって、もう一年以上経つのに心から離れてくれません。新しい恋をしようと頑張ってみても、気づけばその人と比べてしまって、「やっぱりあの人じゃないと」と思ってしまいます。友達からは「時間が解決するよ」とか「新しい人を探した方がいい」と言われるけど、そんなに簡単に割り切れる気がしなくて。むしろ時間が経つほどに、思い出がきれいに残って、ますます大切なものになってしまっている気がします。忘れた方がいいのか、それとも大切に持ち続けていいのか、どちらが自分にとって幸せにつながるのかが、正直わからないんです。ずっと抱えたままで生きていくのはしんどいけれど、無理に忘れようとするのもつらい。この恋心とどう向き合っていけばいいんでしょうか?

いやあ、これはね、めちゃくちゃ多くの人が一度は通る道なんじゃないかなと思います。忘れられない恋。時間が経っても消えない恋心。人間って不思議で、心の奥に住みついた誰かのことを、なぜか何年も引きずってしまうんだよね。新しい恋をしても、笑った顔や声の響きがふとした瞬間に蘇って、比べちゃいけないと思いながら比べてしまう。僕も何度かそういう経験をしてきたから、相談者さんの気持ちはすごくよくわかる。

まず一つ言いたいのは、「忘れられないこと」自体は悪いことじゃないってことなんだよね。世の中には「忘れなきゃ前に進めないよ」とか「未練はよくない」なんて言葉があふれているけど、それってちょっと乱暴なアドバイスだなあと僕は思う。だってさ、人を本気で好きになったからこそ、簡単には消えないんでしょ?その証拠が心に残っているのに、それをなかったことにする方が不自然なんじゃないかと思うんだよねえ。

ただ、それでもやっぱり苦しいよね。思い出すたびに胸がチクっと痛むし、次の恋愛に踏み出そうとするたびに足かせみたいになってしまうこともある。だからみんな「忘れたい」って思う。でも実際のところ、人間って忘れようとすればするほど、余計に意識してしまう生き物なんだよなあ。試験前に「寝ちゃいけない」って思うと眠くなるし、「泣いちゃいけない」って思うと涙が出てくるみたいにさ。

じゃあどうすればいいのか。僕が思うに、忘れようとするんじゃなくて、「そこにあるもの」として認めてあげることが大事なんじゃないかな。心の中にまだ生き続けている誰かの存在を、無理に追い出そうとしなくていい。その人は確かに自分の人生の一部であったし、その時間があったから今の自分がいる。忘れられないなら、それはむしろ「心がちゃんと愛した証拠」なんだよね。

ただ、ここで大事なのは「その思いをどう抱えるか」なんだよね。過去の恋を抱きしめたまま生きることが、未来を閉ざすことにつながるのか、それとも自分の糧になるのか。ここにすごく大きな分かれ道がある。例えば、いつまでも「あの人以上はいない」と思い込んでしまうと、どんなに素敵な出会いがあっても心を閉ざしてしまう。でも逆に「あの人を好きになれた自分の感性って、なかなかいいじゃん」って思えたら、次の恋に対しても「また素敵な誰かを見つけられるかもしれない」って心が開けるんじゃないかな。

僕が個人的に思うのは、忘れられない恋っていうのは、ある意味で「今の自分に必要な恋」なんだと思うんだよね。必要だから心に残っている。まだ自分が学びきれていないこと、向き合いきれていない感情がそこにあるから、繰り返し思い出すんじゃないかな。だから無理やり消す必要はなくて、むしろ「なぜ自分はこの人をこんなに引きずってしまうんだろう?」って問いかけてみることが大事だと思う。

そこにはきっと、自分が大切にしている価値観や、恋愛においてどうしても譲れないものが隠れているんだと思うんだ。優しさだったり、タイミングだったり、居心地の良さだったり。忘れられない理由を探す作業は、自分の恋愛観を掘り下げる作業でもあるんだよね。

そしてもう一つ大事なこと。恋愛って「相手を忘れたときに終わる」んじゃなくて、「自分の中で意味づけが変わったときに終わる」んだよね。別れた人を思い出して涙が出る時期もあるけど、ある日ふとその思い出が「懐かしいな」とか「ありがとう」に変わる時が来る。そうなったとき、その恋は完全に自分の中で新しい形を持つ。忘れるんじゃなくて「変わる」んだよね。

だから、相談者さんに伝えたいのは、「今の自分はまだその変化の途中にいるんだ」ってこと。苦しいけど、それはちゃんと前に進んでいる証拠だよ。だって、忘れようと焦っても無理だし、逆に忘れたくないと固執しても苦しい。人間はそういう矛盾を抱えながら生きていくもんだと思うんだよなあ。

ここで僕自身の話を少しすると、僕も昔、どうしても忘れられない人がいたんだよね。毎日のように思い出すし、どんなに新しい恋をしても比べてしまう。その時は「自分は一生この人を超えられないのか」と思った。でも、数年経って気づいたのは、その人のことを忘れたわけじゃないけど、もう苦しくはなくなっていたってこと。むしろ「あの時の経験があったから、今の自分がある」って思えるようになった。つまり、忘れる必要なんてなかったんだよね。時間は「消す」んじゃなくて「変える」んだなって思った。

じゃあ「どうすれば忘れられるか」じゃなくて、「どうすればその思いと仲良くなれるか」を考えてみるといいんじゃないかな。例えば、その人のことを思い出したら「この人を好きになれた自分は、愛する力を持っているんだ」って肯定してみる。それだけでも心の受け止め方は変わると思う。

もちろん、これは簡単なことじゃない。夜にふと涙が出たり、街の景色に重ねてしまったり、そういう瞬間はこれからも訪れると思う。でもそれでいいんだよ。だってそれが人間らしさだし、愛した証なんだから。

最後にもう一つ。恋愛って「忘れられるかどうか」じゃなくて、「次に誰と何を築いていくか」が本当のテーマなんだと思う。過去にしがみつくことと、過去を抱きしめながら前に進むことは違う。相談者さんがその違いに気づいた時、新しい扉が自然と開くんじゃないかな。

だから僕は「忘れなくていい」と思う。その代わり、「その恋がくれたもの」を少しずつ探してみることをおすすめしたい。それは優しさかもしれないし、恋に臆病になった自分かもしれないし、あるいは「もっと強くなりたい」という願いかもしれない。そうやって意味を見つけていくことが、忘れられない恋と向き合う一番の方法なんだと思う。

まあ、結局のところ答えは人それぞれだし、僕がここで言ったことも一つの考えにすぎない。でも、こういう視点があるって知るだけでも、心が少し楽になるんじゃないかなと思ってる。恋愛って正解がないからこそ、こうやってみんなで考えることに意味があるんだよね。

忘れられない恋は、無理に消すんじゃなくて、形を変えていく。そう信じて、一歩一歩進んでいけばいいんじゃないかな。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。長い話に付き合ってくれて、本当に感謝してます。ほいじゃまた!

この記事を書いた人

1998年生まれ。
愛は猫の眼を運営をしています。

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